実用・知識

迷惑電話の証拠の残し方:日時・番号・内容の記録と相談先

公開日

しつこい電話や不審な電話を警察・消費生活センター・電話会社に相談するときは、まず「いつ・どの番号から・何を言われたか」を消える前に残すことが大事です。着信拒否の設定を入れる前に、着信履歴のスクリーンショットを撮り、その日のうちにメモを作ってください。急ぎでなければ警察は #9110、契約・請求がからむなら消費者ホットライン 188 に相談できます。

この記事では、スマートフォンでの着信履歴の残し方、メモの型、相談先ごとに手元に用意しておくとよいものをまとめます。通話の録音については通話録音の注意点とやり方で扱っているので、ここでは録音以外の記録を中心に書きます。

1. 着信履歴は「拒否する前」にスクリーンショットで残す

着信履歴は日時と番号が端末に自動で残る記録です。ただし、あとから消えることもあり、拒否の方法によってはそもそも履歴が残らないことがあります。

NTTドコモの「迷惑電話ストップサービス」(月額使用料無料・申込み不要・最大30件登録)は、登録した番号からの着信をガイダンスで応答して自動で切るサービスで、ドコモは「お客さまの携帯電話に着信履歴は残りません」と説明しています。一方、電話機側の指定番号拒否などの機能については「お客様の電話機に着信履歴が残ります」としています。つまり、このサービスで止めた番号からの着信は、手元の履歴に出ません。拒否の設定をする前に、それまでの着信履歴を撮っておくのが安全です。

スクリーンショットの撮り方

  • iPhone(Face ID搭載モデル):サイドボタンと音量を上げるボタンを同時に押して、すぐに両方を放します。
  • iPhone(ホームボタン搭載モデル):サイドボタンとホームボタンを同時に押して、すぐに両方を放します。
  • iPhone で撮った画像:「写真」アプリの「コレクション」→「メディアタイプ」→「スクリーンショット」で見られます。
  • Android:電源ボタンと音量小ボタンを同時に押します。撮れない場合は電源ボタンを数秒長押しして「スクリーンショット」をタップします。それでも撮れないときは、機種のメーカーのサポートサイトで確認してください。

何を画面に入れて撮るか

  • 着信の一覧(同じ番号から何回かかってきたかが分かる画面)
  • 番号をタップした先の詳細画面(日時が分かるもの)
  • SMS が届いていれば、その本文と送信元・日時

Google の電話アプリでは、[ホーム] タブの一覧に不在着信・応答した通話・発信した通話がアイコン付きで並びます。同じアプリには、番号をタップ →[通話の詳細]→ ゴミ箱アイコンで履歴を消す操作もあります。相談が終わるまでは、その番号の履歴を消さないようにしてください。

2. 番号は「表示されたとおり」に書く

画面に出た番号が、本当にかけてきた相手の番号とは限りません。警察庁は2025年3月25日、県警本部の代表電話番号が表示された電話が、実際には詐欺による偽装だった事例を注意喚起しています。そのうえで「電話を切って警察相談専用電話(#9110)に御相談ください。相手方から教示された番号には、決して折り返さないでください」と呼びかけています。

記録には「◯◯と名乗った」「この番号が表示された」と見たまま書き、名乗った名前と番号が合っているかを自分で決めつけないでください。記録のために折り返す必要もありません。

3. メモの型:その日のうちに書く

当サイトの被害整理メモでは、相手の名乗り・電話番号・日時・回数・支払いの有無・個人情報やカード情報を伝えたか・金額・内容を入力して、印刷やコピーで相談先に持っていけます(入力内容はブラウザ内だけで処理されます)。これに、次の項目を足しておくと、あとで説明しやすくなります。

項目書き方の例
日時と通話の長さ9月27日(日)10時12分ごろ・約3分/出なかった
表示された番号画面の表示どおり(非通知・公衆電話ならそう書く)
名乗り「◯◯センターの××」など、聞こえたとおり
言われたこと・求められたこと「未納がある」「今日中に連絡を」など、相手の言葉を短く
指示された連絡先「ここにかけ直せ」と言われた番号やURL(かけ直さない)
自分が答えたこと名前・住所・生年月日などを言ったかどうか
証拠の場所スクリーンショットの枚数・撮った日、録音があればその場所

何度もかかってくる場合は、1回ごとに1行ずつ足していくと、回数と時間帯の偏りが一目で分かります。同じ番号から繰り返しかかる理由と止め方は同じ番号から何度もかかってくる理由と止め方にまとめています。

4. 相談先ごとに用意しておくもの

警察(#9110・110番)

事件や事故以外の、急ぎではない相談は110番ではなく「#9110」です。受付時間は窓口によって違い、たとえば三重県警察は祝日・年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までと案内しています。たった今被害に遭った、事件を目撃したというときは110番です。

警視庁は、メールでは被害届を受け付けておらず、被害の相談は地元の警察署に直接するよう案内しています。警察署に行くときは、スクリーンショットの入ったスマートフォンと、印刷したメモを持っていくと話が早く進みます。

消費生活センター(188)

勧誘や請求、契約がからむ電話は、消費者ホットライン188で消費生活センターに相談できます。土日祝日に地元のセンターが開いていない場合は、国民生活センターにつながります(一部地域や年末年始などを除きます)。

神奈川県は相談の準備として、契約書・広告などの関係書類をできるだけ集め、苦情発生時の状況を整理しておくこと、インターネットが関係した案件では注文画面や確認画面を見られるようにしておくことを挙げています。電話でのやり取りでも、メモと、SMS・送られてきた書面などの画面を用意しておくと伝えやすくなります。同じページには「案件によっては、1日でも早い対応が有効な場合もあります。心配なときは、まずはお電話ください」ともあります。記録がそろっていなくても、先に電話してかまいません。

電話会社

千葉県警察は、迷惑電話の防止に関する相談先として、NTT東日本(116または0120-116-000)、ドコモインフォメーションセンター(0120-800-000またはドコモショップ)、auお客さまセンター(0120-977-033)を案内しています。電話会社に相談するのは、主に止める手段について聞くときです。いつから・どの番号から・何回かかってきたかを答えられるように、メモを手元に置いて電話してください。固定電話の対策は固定電話の迷惑電話対策で詳しく書いています。

5. 今日やること

  1. その番号の着信履歴を消さず、一覧と詳細画面をスクリーンショットで撮る。
  2. 着信拒否やネットワーク側のブロックは、撮ったあとで設定する。
  3. その日のうちにメモを作る(被害整理メモを使うと印刷して持っていけます)。
  4. 相手に言われた番号にはかけ直さない。確かめるなら、自分で調べた公式の番号にかける。
  5. 急ぎでなければ #9110、契約・請求の話なら 188、たった今被害に遭ったなら 110番に通報する。

かかってきた番号にほかの人の口コミがあるかは、当サイトの番号検索で確かめられます。

参考

この記事は2026年9月に、以下の公開情報をもとに書きました。

※スマートフォンの操作は、2026年9月時点の Apple・Google の公式説明にもとづきます。画面の表示や手順は機種・OSのバージョンによって違う場合があります。#9110 の受付時間は三重県警察の案内の例で、ほかの都道府県では違うことがあります。電話会社のサービス内容・窓口番号は各社・各県警のページで最新の情報を確かめてください。この記事は法律上の助言ではありません。個別の判断は警察・消費生活センターにご相談ください。

この記事に出てくる番号帯

気になる番号は 番号検索 から調べられます。

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