実用・知識

電話番号の口コミの書き方:事実と感想を分け、人を傷つけない

公開日

知らない番号から電話が来たとき、その番号の口コミは次に同じ電話を受ける人の判断材料になります。ただ、書き方によっては誰の役にも立たず、相手を傷つけてしまう口コミになることもあります。結論から言うと、「いつ・何と名乗ったか・何の用件だったか・自分がどうしたか」という事実だけを書き、感想は感想と分かるように書きましょう。人の名前や、確かめていない「詐欺だ」という決めつけは書かないでください。この記事では、でんわチェックの投稿ルールと、口コミを書く前に知っておきたい法律を2つ、それから役に立つ口コミの型を紹介します。

でんわチェックの投稿ルール(要点)

当サイトの投稿ガイドラインには、「良い口コミ」として次の3つが書かれています。

  • 実際の体験を具体的に:体験を具体的に書くと、ほかの利用者の参考になります。
  • 電話の目的・内容を書く:営業・勧誘・詐欺・間違い電話など、電話の目的があると情報の価値が上がります。
  • 客観的な情報:感情的な言葉より、事実に基づいた客観的な情報のほうが信頼されます。

投稿してはいけないことも決まっています。

  • 氏名・住所・メールアドレスなど、個人を特定できる情報
  • 事実と違う情報や、根拠のない情報
  • 特定の個人・企業を侮辱したり中傷したりする内容
  • 広告・宣伝が目的の投稿(削除されます)
  • URL入りの投稿(自動で審査待ちになります)や、短い時間での大量投稿(スパムと判断されることがあります)

投稿の一部は自動または手作業で審査しています。審査中の口コミはすぐには表示されませんが、通常は24時間以内に確認します。

事実と感想を分けて書く

口コミでいちばん大事なのは、自分が見聞きしたこと(事実)と、そこから思ったこと(感想・推測)を分けることです。

事実として書けること感想・推測(書くなら「〜と感じた」と分かる形で)
「〇〇の者です」と名乗った本当にその会社かどうかは分からない
未払いの料金があると言われた架空請求だと思う
自動音声で、ボタンを押すよう言われた怪しいと感じた
折り返したら、つながらなかったわざとかもしれない

電話口の名乗りは、本当の名前とは限りません。たとえば「〇〇社から詐欺の電話」と書くと、名前を使われただけの会社を犯人扱いしてしまうおそれがあります。「〇〇社と名乗った」と書けば、あったことをそのまま伝えられ、読む人も自分で確かめられます。

知っておきたい法律は2つ

ここでは、こういう法律があることだけを紹介します。自分の書いたものが問題になるかどうかの判断は、弁護士などの専門家に相談してください。

刑法の名誉毀損罪・侮辱罪

刑法230条は「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず」罰すると定めています。条文では、書いた内容が本当かどうかに関係なく対象になりうる、という書き方になっています。また231条では、事実を示さなくても、公然と人を侮辱した場合を侮辱罪としています。誰でも見られる口コミは「公然」の場所です。人を傷つける言葉や、決めつけの言葉は避けましょう。

情報流通プラットフォーム対処法(旧プロバイダ責任制限法)

ネット上の書き込みで権利を侵害されたという人が、サイトの運営者などに対して、書き込んだ人(発信者)の情報の開示を請求できる、という決まりがあります。総務省によると、この法律は2025年4月1日に「プロバイダ責任制限法」から「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」(情報流通プラットフォーム対処法)という名前に変わりました。名前を出さずに投稿しても、それだけで責任がなくなるわけではない、ということを覚えておいてください。

役に立つ口コミの型

次の5つを意識するだけで、読む人の判断に役立つ口コミになります。

  1. 日時:「平日の午前10時ごろ」「夜8時すぎ」など。同じ番号からの電話が続いているかどうかの判断材料になります。
  2. 名乗り:相手がどう名乗ったか。「〜と名乗った」と書きます。名乗らなかったなら、そう書きます。
  3. 用件:何の話だったか(勧誘・請求・アンケート・自動音声など)。電話で聞いた言葉をそのまま短く書くと伝わりやすくなります。
  4. 自分の対応:出なかった・すぐ切った・折り返さなかった・公式の番号に確認した、など。結果(公式の窓口に確認したら心当たりがないと言われた、など)もあれば書きます。
  5. 書かないこと:担当者の名前、自分や家族の名前・住所、相手の声や話し方への悪口、確かめていない「詐欺」「犯罪」という決めつけ。

例:「平日の午後2時ごろ。『〇〇の料金窓口』と名乗る自動音声で、未払いがあるので番号を押すよう言われた。押さずに切った。契約書にある公式の番号に問い合わせたら、そうした連絡はしていないとのことだった。」

この書き方なら、自分が見聞きしたことだけで、読む人が「本物かどうか」を考える材料をしっかり伝えられます。

自分のことが書かれていたら

当サイトでは、口コミは投稿者の意見や体験を記録したもの、という扱いです。掲載された情報の削除を希望するときは削除依頼から申し出ることができます。ただし削除は保証されておらず、事実に反する内容や権利侵害がある場合にだけ削除しています。名誉権・信用毀損、プライバシー、個人情報の不正な掲載などは権利侵害の申告から申告できます。ガイドラインに反すると思う口コミは、口コミの横の「通報」ボタンから知らせてください。

ほかのサイトも含めて、ネット上の書き込みの削除の頼み方が分からないときは、総務省の支援事業である「違法・有害情報相談センター」にWebフォームで相談できます。

書く前にもう一度確かめる

投稿する前に、「これは自分が見聞きした事実か」「人の名前や個人情報が入っていないか」「決めつけの言葉がないか」を読み直してください。知らない番号からの電話そのものへの対応は知らない番号からの電話への対応にまとめています。ほかの人の体験は番号検索で確かめられます。怪しい電話で困ったときは、消費者ホットライン188か、警察相談専用電話#9110に相談してください。

参考

この記事は2026年9月に、以下の公開情報をもとに書きました。

※法律の条文と名前は、2026年9月時点でe-Gov法令検索と総務省のページで確認したものです。この記事は法律の助言ではありません。個別の判断は弁護士などの専門家に相談してください。当サイトのルールは2026年9月時点のガイドライン・削除依頼・権利侵害申告のページの内容です。

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