結論:自分の電話番号が迷惑電話サイトや迷惑電話アプリで「迷惑」と出ていても、慌てて自分で書き込みで反論する必要はありません。まずそのページに何が書かれているか(どこから取ったデータか、誰の口コミか)を確かめ、サイトの削除・修正の窓口に申し出ます。アプリで「迷惑電話」と出る場合は、アプリのデータを持っている会社にも窓口があります。
この記事では、番号が載ってしまう主な理由、当サイト(でんわチェック)の削除依頼・事業者情報の修正依頼・権利侵害の申告の流れ、ほかのサイトに載っていたときの相談先、迷惑電話アプリで誤って判定されたときの連絡先を、公式の案内をもとにまとめます。
なぜ自分の番号が載っているのか
理由はおおまかに3つあります。
- 前にその番号を使っていた人・会社の口コミが残っている:解約された電話番号は、しばらくたってから別の人に割り当てられることがあります。前の持ち主あての電話が来る仕組みは前の持ち主あての電話が来る理由:番号の再利用と中古スマホで詳しく書いています。
- 自分や自社の電話を、受けた人が迷惑と感じた:営業や督促の電話、何度もかけ直した電話などは、目的が正当でも「問題あり」と投稿されることがあります。
- 公開データの事業者名が古い・違う:当サイトでは、国などが公開している事業者の情報も番号ページに載せています。閉店や番号変更が反映される前の情報が残っていることがあります。
当サイトの掲載データと口コミの仕組み
掲載データについてのとおり、当サイトの情報は「公的機関などが公開しているオープンデータ」と「利用者から投稿された口コミ」の2つでできています。オープンデータを使っている番号ページには、「データ出典」として掲載元を書いています。口コミは不適切な内容がないか確認してから載せ、投稿があれば反映します。
口コミには、個人名・住所・電話以外の連絡先などの個人情報を書かないよう投稿者にお願いしています。投稿ガイドラインでは、虚偽・誇大な情報、誹謗中傷、広告・宣伝目的の投稿、同じ番号への短時間の連続投稿も禁止しています。そのため、事業者が自分で良い口コミを続けて書き込んで打ち消そうとすると、かえってスパムと判断されることがあります。
当サイトに載っていたときの窓口(3つ)
| こんなとき | 窓口 | 入力すること |
|---|---|---|
| 口コミや掲載情報を消してほしい | 情報の削除依頼 | 対象の電話番号・削除を希望する理由・連絡先メールアドレス(任意) |
| 事業者名・業種がまちがっている | 事業者情報の修正依頼 | 電話番号・正しい事業者名・証明できる情報の説明・担当者名・メールアドレス |
| プライバシーの侵害、名誉や信用を傷つける内容、個人情報が載っている | 権利侵害の申告 | 申告者の名前・メールアドレス・対象URL・権利の種類・申告内容の詳細 |
削除依頼について知っておくこと
削除依頼のページに書いてあるとおり、削除は必ずしも保証されません。口コミは投稿者の意見・体験を記録したもので、事実に反する内容や権利侵害がある場合にだけ削除します。「迷惑と書かれて困る」だけでは、削除にならないことがあります。理由の欄には、どの部分が事実と違うのか(例:その番号を使い始めたのはいつからで、口コミの日付より後である、など)を具体的に書くと確認しやすくなります。
事業者の方は「修正依頼」も使えます
正規の事業者なのに名前が出ていない・違う名前で出ている場合は、事業者情報の修正依頼を使います。事業者本人または担当者からの依頼を優先して対応します。確認のため証明できる情報の提出をお願いすることがあり、本人確認のため事業者ドメインのメールアドレスをおすすめしています。正しい事業者名が表示されれば、電話を受けた人が「どこからの電話か」を確かめやすくなります。
権利侵害の申告
権利の種類は「肖像権・プライバシー権」「名誉権・信用毀損」「個人情報の不正掲載」などから選びます。確認に時間がかかる場合や、内容によっては対応できない場合があります。また、申告は事実に基づいている必要があり、虚偽の申告は法的責任を問われる場合があります。個別の口コミが投稿ガイドラインに違反していると思うときは、口コミの横の「通報」ボタンからも知らせることができます。そのほかのことはお問い合わせへ。
ほかのサイトに載っていたとき
総務省の案内によると、インターネット上に自分の権利を侵害する情報(プライバシー侵害、名誉毀損など)がある場合は、本人か代理人(未成年なら保護者、または弁護士)が、サイトの管理者に削除を依頼できます。手続きはサイトごとに違うので、まずそのサイトの削除依頼の窓口を探します。
- やり方が分からないとき:総務省の支援事業である「違法・有害情報相談センター」が、削除依頼の方法などの相談を受けています。受付はWebフォームだけです。
- 人権侵害として相談したいとき:法務省の人権擁護局も、インターネットを使った人権侵害の相談を受けています。
- 書き込んだ人に損害賠償を求めたいとき:情報流通プラットフォーム対処法(2025年4月に「プロバイダ責任制限法」から名前が変わった法律)にもとづいて、サイトの管理者などに、書き込んだ人の名前や住所などの開示を請求できます。開示請求のやり方も同センターで相談できますが、総務省は「最終的には弁護士へご相談ください」としています。
迷惑電話アプリで「迷惑」と出てしまうとき
スマホの迷惑電話対策は、サイトとは別のデータで判定していることがあります。
- ドコモ「あんしんセキュリティ」:ドコモの案内によると、トビラシステムズ社が提供するデータベースで判定しています。トビラシステムズは公式サイトに「電話番号情報問合せフォーム」を設けていて、電話番号の持ち主からの表示名称の削除・変更の依頼や、迷惑電話表示についての問い合わせを受け付けています。返信はメールのみで、目安は3営業日(土日祝休業)と案内されています。
- Googleの電話アプリ(Android):受けた人が通話履歴で「スパムではない」をタップすると、誤りを報告できます。Googleは「今後、この番号からの通話は迷惑電話とは見なされなくなります」と説明しています。取引先やお客さまに誤って表示されていると分かったら、この操作をお願いするのも一つの方法です。また、事業者名や電話番号の表示を変えたいときは、Googleのビジネス情報を更新するよう案内されています。
迷惑電話対策のしくみ全体は迷惑電話をブロックする方法にまとめています。
まず、やること
- 番号検索で自分の番号のページを開き、「データ出典」と口コミの日付・内容を確かめる。
- 事実と違う内容や個人情報があれば、削除依頼か権利侵害の申告へ。事業者名の誤りなら修正依頼へ。
- 自分で打ち消しの口コミを書き込まない。ほかのサイトなら、そのサイトの削除窓口へ。分からなければ違法・有害情報相談センターに相談する。
- アプリの判定は、判定のデータを持っている会社の窓口へ問い合わせる。
参考
この記事は2026年9月に、以下の公開情報をもとに書きました。
- 総務省「インターネット上の違法・有害情報に関してお困りの方へ」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai_02.html - 総務省「インターネット上の違法・有害情報に対する対応(情報流通プラットフォーム対処法)」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai.html - NTTドコモ あんしんセキュリティ「迷惑・危険な電話番号かどうかは、何に基づいて判定されますか?」
https://anshin-security.docomo.ne.jp/faq_ios/faq-detail43.html - トビラシステムズ「電話番号情報問合せフォーム」
https://tobilaphone.com/contact/inquiry/ - Google 電話アプリ ヘルプ「発信者番号と迷惑電話対策の機能を使用する」
https://support.google.com/phoneapp/answer/3459196?hl=ja - でんわチェック「掲載データについて」「削除依頼」「事業者情報修正依頼」「権利侵害申告フォーム」「投稿ガイドライン」
※当サイトの窓口の内容は、2026年9月時点で各ページに書かれていることだけをまとめたものです。削除・修正は内容を確認したうえで判断し、必ず行われるものではありません。ほかのサイトやアプリの手続き・画面は変わることがあるため、各社の公式ページで最新の内容を確かめてください。法的な手続きは弁護士などの専門家にご相談ください。