実用・知識

着信転送の設定方法・全キャリア対応版

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着信転送は、かかってきた電話をあらかじめ指定した別の番号へ自動でつなぐ機能です。固定電話ではNTTの「ボイスワープ」などの名称で提供され、携帯各社でも転送サービスとして利用できます。外出中でも自宅の固定電話にかかってきた着信を手元の携帯で受けられるため、電話を取りこぼしたくない人にとって役立つしくみです。ここでは使いどころと設定の基本、そして料金の注意点を整理します。

どんな時に使うか

着信転送が向いているのは、電話機の前にいないのに着信を受けたい場面です。代表的なのは次のようなケースです。

  • 外出時に固定電話を携帯へ回したいとき。自宅や事務所を空ける間、固定電話の着信をそのまま携帯に転送しておけば、離れていても対応できます。
  • 店舗や事業所の営業時間外。閉店後の着信を店長や担当者の携帯へ回し、急ぎの連絡を逃さないようにする使い方です。営業時間中はそのまま店舗で受け、時間外だけ転送を開始する運用も可能です。
  • 二台持ちの一本化。仕事用とプライベート用で番号を分けている場合、片方への着信をもう片方へ転送してまとめると、常に一台だけ確認すればよくなります。

いずれも「番号は変えずに、着信の受け先だけを移す」のがポイントです。相手にはこれまでどおりの番号を伝えたまま、実際に鳴る電話機を切り替えられます。

設定の基本的な流れ

設定手順は固定電話と携帯で異なりますが、考え方は共通しています。「転送先の番号を登録する」→「転送を開始・停止する」の二段階です。

固定電話の場合

NTTのボイスワープなどの転送サービスをあらかじめ契約したうえで、次の流れで操作します。

  1. 転送してほしい相手先の番号(携帯番号など)を登録する。
  2. 転送を開始する操作を行う。外出前に開始し、戻ったら停止する、という切り替えを電話機のダイヤルから行います。
  3. 不要になったら転送を停止して、通常どおり固定電話で受ける状態に戻す。

登録や開始・停止に使う具体的な操作コード(ダイヤルする番号)は契約している会社やプランによって異なります。誤った番号を続けて押すと意図しない設定になることがあるため、必ず各社の設定手順の案内に従って操作してください。

携帯電話の場合

スマートフォンでは、本体の設定メニュー内にある「通話」や「着信転送」の項目から転送先を登録できる場合と、キャリアが用意した専用番号やアプリ、Web上のマイページから設定する場合があります。転送先番号を入力し、常に転送するか、応答がないときだけ転送するかといった条件を選ぶのが一般的です。ここでも操作方法は契約している会社ごとに違うため、各社の案内に従って進めるのが確実です。

料金の注意点

着信転送でうっかり見落としやすいのが通話料の負担です。転送によって発生する通話料は、原則として転送する側、つまり契約者の負担になります。固定電話にかかってきた着信を携帯へ転送する場合、固定電話から携帯までの通話料が契約者側に発生する、というイメージです。かけてきた相手は自分がかけた番号までの料金を払うだけで、その先の転送区間は契約者が負担します。

そのため、遠方の番号へ転送したり、長電話になりやすい相手を転送したりすると、想定より料金がかさむことがあります。加えて、転送サービス自体の月額料金がかかるプランもあります。転送を常時オンにしっぱなしにするのではなく、必要な時間帯だけ開始する運用にすると、無駄な通話料を抑えやすくなります。

迷惑電話対策との組み合わせ

着信転送は便利な反面、そのままでは迷惑電話や営業電話まで転送先の携帯に回ってきてしまいます。転送を使うなら、迷惑電話対策とあわせて設定しておくと安心です。知らない番号からの着信が転送されてきたときは、すぐに折り返さず、まず番号を検索して発信元を確認することをおすすめします。同じ番号で迷惑電話の報告が集まっていれば、対応の判断がしやすくなります。

しつこくかかってくる番号は、転送先の端末側で着信拒否を設定することで、転送されても鳴らないようにできます。また、心当たりのない番号への向き合い方は知らない番号から電話がかかってきたときの対応も参考にしてください。着信転送で受け先を広げつつ、番号確認と着信拒否で不要な電話をふるい分ける。この組み合わせが、電話を逃さず、かつ迷惑電話に振り回されないための現実的なやり方です。

今日できることとして、まずは契約している電話会社の転送サービスの有無と、開始・停止の操作方法を確認しておきましょう。当サイトの使い方とあわせて、転送先になる携帯の着信拒否設定も見直しておくと、いざ転送をオンにしたときに迷惑電話まで受けてしまう事態を防げます。

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