番号帯解説

特番(特殊番号)の一覧と使われ方|184・189・#9110も

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110番は警察、119番は消防。こうした「1」から始まる3桁の番号は「特番(特殊番号)」と呼ばれ、総務省の指針で用途が決められている。この記事では、総務省の「1XY番号利用指針」をもとに主な特番とその用途、#9110・#7119・188・189といった相談用の番号、2026年3月に終わった104番(NTT西日本)の話、そして特番や警察の番号を装う電話への備え方を整理する。

主な特番の一覧

総務省は「1△△(△は0〜9の数字)」型の番号を、緊急性が必要な用途(110・118・119)、電話サービスを使ううえで分かりやすさが必要な用途(104の番号案内、113の故障受付)、すでに広く知られている用途(117の時報、177の天気予報)などに使うとしている。1XY番号利用指針(平成27年3月18日現在)に載っている主なものは次のとおり。

番号指針上の用途
110警察機関への緊急通報
118海上保安機関への緊急通報(海の事件・事故)
119消防機関への緊急通報
104番号案内
113故障受付
115電報受付
116営業・料金案内
117時報
171災害用伝言ダイヤル
177天気予報
184発信者番号通知拒否
186発信者番号通知
188消費生活相談受付(消費者ホットライン)
189児童虐待通告・児童相談受付

指針では、緊急性・公共性・安全性の面で重要なものなどを「A分類」、電話会社の網の中の処理(オペレータや設備への接続)に使うものを「B分類」と分けている。上の表では116(営業・料金案内)がB分類で、それ以外はA分類だ。B分類には留守番電話(141)や着信転送(142)、迷惑電話対応(144)などの設定用の番号が並び、151や157も「営業・料金案内」としてB分類に入っている。一方、190〜199はすべて「保留」で、使われていない。緊急番号そのものの使い分けは110番・119番・118番・117番の使い分け、番号帯の全体像は1xy番号(3桁特番)の一覧と仕組みで詳しく解説している。

104番(番号案内)は2026年3月に終了

表の中で、実際のサービスが変わったものがある。NTT西日本は、番号案内(104番)とNTTファクス104を2026年3月31日23時59分をもって終了し、タウンページも2026年3月発行分で終えた。理由として、インターネットや携帯電話の普及で電話番号の調べ方が多様になったこと、紙の使用を減らす環境面の配慮を挙げている。指針に用途が載っていることと、そのサービスが今も提供されていることは別だと覚えておきたい。

184と186 ― 番号を「出す・出さない」を選ぶ番号

知らない番号からの電話が気になる人に関係が深いのが184と186だ。総務省はNTT東日本・西日本の一般加入電話の例として、相手の電話番号の前に「184」を付けてかけると、その通話に限って自分の番号を相手に通知しないと説明している。反対に、すべての通話で番号を通知しない「通常非通知」にしている回線でも、「186」を付けてかければその通話に限って番号が通知される。NTT西日本のナンバー・ディスプレイの案内では、184を付けてかけられた着信は「非通知」「ヒツウチ」または「P」と表示される。

189 ― 児童相談所虐待対応ダイヤル

189は「児童相談所虐待対応ダイヤル」だ。こども家庭庁は、虐待かもと思ったときなどに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号だと案内している。かけると近くの児童相談所につながる。ただし一部のIP電話からはつながらない。

1XY番号以外の番号と、主な相談ダイヤル

総務省の番号指定の区分では、0120・0800は「着信課金機能」、0570は「統一番号機能」の番号で、1XY番号とは別の区分だ。

また、#9110や#7119のような「#」から始まる番号も、1XY番号の一覧には入っていない短縮ダイヤルだ。

  • #9110(警察相談専用電話):警察庁によると、発信地を管轄する各都道府県警察本部などの総合窓口に直接つながる全国共通の短縮ダイヤルで、携帯電話からも使える。ただしダイヤル回線と一部のIP電話では使えないため、各警察本部の相談窓口の番号(例: 北海道警察本部 011-241-9110)にかける。土日祝日と夜間は当直や音声案内などで対応している。
  • #7119(救急安心センター事業):急な病気やけがで「救急車を呼んだほうがいいか」「今すぐ病院に行ったほうがいいか」迷ったときに、医師・看護師・救急救命士などに電話で相談できる窓口。総務省消防庁によると全国41地域で実施していて、まだ全国どこでも使えるわけではない。地域ごとに別の番号を定めている場合もある。
  • 188(消費者ホットライン):こちらは1XY番号。市区町村や都道府県の消費生活センターなどの相談窓口を案内する。消費者庁は「消費者庁につながるものではない」と注意している。ナビダイヤルを経由するため、接続前に流れる案内のあとから通話料がかかり、通話料定額プランの対象外だ。

特番や警察の番号を装う電話に注意

警察庁の特殊詐欺対策ページ「SOS47」は、警察官をかたる犯人が、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口を確認したと注意を呼びかけている。さらに「+」から始まる国際電話番号でも、末尾が「0110」の番号を使い、警察署などからの電話を装う例が目立つという。着信画面に見覚えのある公的機関の番号や「110」に似た数字が出ても、それだけで本物と決めつけてはいけない。

警察庁は、実在する警察署の番号が使われていても本物と信じず、相手から教えられた番号には決して折り返さないよう呼びかけている。心当たりのない番号への向き合い方は知らない番号から電話がかかってきたときの対応にまとめた。

困ったときの行動

  1. お金やキャッシュカード、暗証番号、個人情報の話が出たら電話を切る。相手が警察や公的機関を名乗っていても同じ。
  2. 相手が言った番号にはかけ直さない。確かめるときは、公式サイトなどで自分で調べた番号にかける。
  3. 警察に相談したいときは#9110、消費者トラブルは188へ。事件・事故などで緊急のときは110番へ。火事や救急など消防への緊急通報は119番、海の事件・事故は118番だ。
  4. 着信した番号は、当サイトの番号検索で口コミを確認する。被害にあったかもしれないときは、被害の整理メモで日時や相手の番号、話の内容を残してから相談すると伝えやすい。

参考

この記事は2026年9月に、以下の公開情報をもとに書きました。

※番号の用途は総務省の1XY番号利用指針(平成27年3月18日現在)の記載です。指針に用途が載っていても、各電話会社が実際にサービスを提供しているとは限りません(104番はNTT西日本が2026年3月31日に終了)。#7119の実施地域(全国41地域)は総務省消防庁のページを2026年9月に確認した時点のものです。

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