偽サイトに載っている「サポート番号」にかけると、そこから詐欺が始まります
本物そっくりに作られた偽のサイト(フィッシングサイト)には、問い合わせ先として電話番号が載っていることがあります。入力フォームに情報を入れさせるだけでなく、電話をかけさせて口頭で聞き出すためです。
電話に切り替わると、相手は落ち着いた口調で本人確認を進めてきます。画面に文字を打つより警戒が緩みやすく、ここで口座番号やカード情報を伝えてしまう形です。
検索結果の上位でも、公式である保証はありません
「〇〇 サポート 電話番号」で検索して出てきた番号にそのままかけるのは危険です。検索順位は、その番号が正規である証明にはなりません。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)も、偽のセキュリティ警告に関する注意喚起の中で「偽のセキュリティ警告に記載された電話番号には絶対に電話をしない」と呼びかけています。画面や検索結果に出てきた番号を信用しない、という点は共通しています。
正しい番号のたどり方
- 手元の紙から… 契約書・請求書・保証書・取扱説明書・カード裏面に書かれた番号
- URLバーに直接入力… 検索結果を経由せず、企業名の公式ドメインを自分で入力して開く
- 以前からのブックマーク… 自分が過去に確認した経路を使う
共通しているのは、相手やその場の画面から番号をもらわないということです。
偽サイトを疑うときに見る場所
- URLのつづり… 本物に似せた別ドメインが使われます
- 急がせる表現… 「24時間以内に」「今すぐ」は判断させないための言い方です
- 連絡手段が電話に寄っている… 正規の窓口はメールやチャットも用意しているのが普通です
- 不自然な日本語… 助詞や敬語の使い方に違和感が出ることがあります
かける前に、その番号を調べる
当サイトの検索ログ(2026年7月20日〜8月19日の30日間)では、調べられた国際番号354回のうちアメリカ・カナダ(+1)が165回、そのうち66回(40%)が800・833・866・877などのフリーダイヤル帯でした。偽のサポート窓口として案内される番号にも、この帯が使われます。
心当たりのない番号は、かける前に番号検索で調べてください。海外番号・国番号一覧で国番号も確認できます。
かけてしまったあとにやること
- 遠隔操作のソフトを入れてしまった場合は、通信を切る(機器をネットワークから外す)
- カード情報を伝えた場合は、カード会社に連絡して利用停止を依頼する
- 口座情報を伝えた場合は、金融機関に連絡する
- 消費者ホットライン「188」または警察相談専用電話「#9110」に相談する
被害の整理は被害整理メモ・相談窓口にまとめています。
まとめ
- 偽サイトの電話番号は、口頭で聞き出すための入口
- 検索順位は正規である証明にならない
- 正しい番号は手元の紙・URLバー直接入力・自分のブックマークからたどる
- かける前に番号を調べる。国際番号なら国番号を確認する
- かけてしまったら通信を切る → カード会社・金融機関 → 188/#9110
※偽のセキュリティ警告に関する注意喚起はIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の公開資料、 検索ログの集計はでんわチェックが保有するデータによります。