買っていない宝くじが「当選しました」と来たら詐欺です
電話・ハガキ・メール・SNSのメッセージで「あなたが当選しました」と連絡が来て、当選金を受け取るための手数料や税金を先に払わせる——これが宝くじ当選詐欺です。
判断はここだけで足ります。自分で買っていない宝くじに当選することはありません。そして当選金を受け取るために、先にお金を払う必要は一切ありません。
警察庁は特殊詐欺への対策として「電話でお金の話は詐欺と疑う」ことを挙げています。当選の連絡であっても、お金を求められた時点で詐欺です。
典型的な進み方
- 当選の通知… 電話・ハガキ・メール・SNSで「高額当選しました」と連絡が来る
- 金額の提示… 数百万円から数億円といった、現実味の薄い金額が示される
- 手数料・税金の要求… 「受け取りには手続き費用が必要」「税金を先払いしてください」と言われる
- 追加の要求… 一度払うと「口座手続きに追加費用が」と、名目を変えて何度も求められる
4段階目があるのがこの詐欺の特徴です。一度払うと、払える相手として記録され、要求が続きます。
おかしいと気づくための3点
- 買っていない… 心当たりがなければ、それだけで終わりです
- 先に払えと言われる… 当選金から差し引けばよいはずのものを、なぜ先に振り込ませるのか
- 個人情報を求められる… 口座番号・生年月日・家族構成を聞かれたら、そこで切ってください
連絡手段が変わっても、中身は同じです
電話だけでなく、メール・SMS・LINE・SNSのダイレクトメッセージでも同じ話が来ます。「電話は警戒するがメッセージは読んでしまう」という差を突いたものです。手段が変わっても、先にお金を払わせるという構造は変わりません。
メッセージに書かれた電話番号にかけると、そこから先は電話で進みます。書かれている番号にはかけないでください。
やってしまいがちな対応
「断るために一度かけ直す」のは、やめてください。かけ直した時点で「この番号は使われている」と相手に伝わり、以後の連絡が増えます。無視して構いません。
警察庁は「在宅時も留守番電話に設定する」ことを対策として挙げています。録音されることを嫌って、詐欺の電話は切れます。
かかってきた番号を確かめる
心当たりのない番号は番号検索で調べてください。同じ番号について他の人からの報告が集まっていることがあります。海外からの着信であれば海外番号・国番号一覧もご確認ください。
払ってしまったとき
- すぐに110番に連絡する
- 振込先の金融機関に連絡する(口座の凍結を求められる場合があります)
- 消費者ホットライン「188」、または警察相談専用電話「#9110」に相談する
やり取りの記録・振込明細・相手の番号は残しておいてください。整理のしかたは被害整理メモ・相談窓口にまとめています。
まとめ
- 買っていない宝くじに当選することはない
- 当選金の受け取りに、先払いは一切不要。求められた時点で詐欺
- 一度払うと名目を変えて要求が続く
- 断るためのかけ直しもしない。番号が生きていると伝わる
- 払ってしまったら110番 → 金融機関 → 188/#9110
※対処法は警察庁「SOS47 特殊詐欺対策ページ」の記載によります。