この記事は2010年代から2020年代に急速に増加した副業紹介電話詐欺についてです。
副業紹介電話詐欺とは
副業紹介電話詐欺は、知らない番号から「簡単に稼げる副業がある」と勧誘する電話で、最終的に高額な教材費や登録料を支払わされるという詐欺手口です。2010年代から散発的に報告されていましたが、2020年以降のテレワーク普及に伴い、相談件数が急増したと言われています。
典型的な詐欺パターン
第1段階:甘い誘い(2010年代から現在)
「月に30万円稼げます」「1日1時間の作業で充分」といった魅力的な条件を提示します。この手法は2010年代前半から存在しており、SNSや求人サイトと並行して電話勧誘が行われるようになったと考えられています。
第2段階:個人情報の聞き出し(2015年前後から増加)
電話相手を信用させるため、氏名・住所・銀行口座情報の提供を求められます。2015年前後から、この段階でのトラブル相談が増えているとされています。
第3段階:高額請求(2018年以降に巧妙化)
実際の仕事を紹介するには「教材費」「研修費」「登録料」として5万~30万円以上の支払いを要求されます。2018年以降、支払い方法が多様化し、銀行振込だけでなく暗号資産での支払いを要求する事例も報告されているようです。
被害が増加した背景
コロナ禍による収入減少(2020年~2021年)
新型コロナウイルスの感染拡大により、副業を求める人が急増しました。2020年から2021年にかけて、特に若年層や主婦層からの相談が増えたとされています。
SNS連携による接触の多様化(2019年以降)
SNS広告経由で電話番号を登録させられるケースが2019年以降増加。これにより、電話詐欺業者の顧客リストが拡大したと考えられます。
自動音声ガイダンス技術の悪用(2020年代)
2020年代に入ると、自動音声やAIチャットボットを用いた初期接触が増え、被害者のスクリーニングが効率化されたとされています。
実際に報告されている詐欺の手口
「データ入力副業」詐欺(2015年ごろから報告開始)
「企業のデータを入力するだけで報酬」という説明で、実は存在しない仕事を紹介。2015年ごろから相談が増え始め、現在も継続しているとされています。
「在宅販売代理」詐欺(2018年ごろから多発)
商品を仕入れて販売させるという名目で、高額な商品を買わせられます。2018年ごろから特に増加し、2022年以降も被害報告が続いているようです。
「アンケート調査員」詐欺(2010年代から存在)
アンケートに答えるだけで副収入というもので、登録料として数万円を要求されます。詳細な年代は不明ですが、かなり古い時期から存在した手口と言われています。
詐欺電話からの身を守る方法
基本的な対策
- 知らない番号からの着信には応じない、または応じても個人情報を明かさない
- 「簡単に稼げる」という謳い文句は詐欺の可能性が高いと認識する
- 先払いを要求される副業は詐欺と考えてよい
- 家族や友人に相談してから判断する
着信拒否・番号確認サービスの活用(2015年以降)
2015年以降、キャリア各社が迷惑電話判定サービスを提供しており、詐欺電話は「詐欺予想」「不審な電話」として表示される可能性があります。
公的機関への相談(年代不問)
少しでも怪しいと感じたら、消費者庁や警察、市町村の消費生活センターに相談することが重要です。
関連する法律と対応
詐欺電話は「特定商取引法」違反や「詐欺罪」に該当する可能性があります。2020年以降、関連法の改正も進められており、より厳しい規制が施行されているとされています。
まとめ
副業紹介電話の詐欺は、2010年代から存在していましたが、2020年代に大きく増加・多様化しています。特に「簡単に高額収入が得られる」という謳い文句には要注意です。知らない番号からの電話では個人情報を明かさず、疑わしい勧誘には即座に対応を中止することが重要です。不安な場合は公的機関に相談しましょう。詐欺電話の番号については、でんわチェックで番号を調べてみましょう。
※本記事の情報はでんわチェック編集部が調査・編集したものです。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。最新情報は各公式サイトや総務省、消費者庁等の公的機関にてご確認ください。