メッセージで近づき、電話で決めさせる
投資の勧誘は、メッセージアプリで関係を作り、電話で判断を迫るという組み立てになっていることがあります。警察庁は特殊詐欺の類型として投資詐欺とロマンス詐欺を挙げており、令和7年の確定値ではSNS型ロマンス詐欺が5,645件・546.4億円、特殊詐欺全体で27,832件・約1,423.1億円となっています。
役割が分かれています
- メッセージ側… 毎日のやり取りで関係を作る。値上がりした画面の写真、他の参加者の発言、丁寧な説明が続きます
- 電話側… 入金・追加入金・出金手続きなど、お金が動く場面で使われます
文字は読み返せますが、電話は残らず、その場で答えを求められます。「今から相場が動くので、今すぐ」と言われるのは、考える時間を与えないためです。
判定できる場面は決まっています
込み入った説明を理解する必要はありません。次のどれかが出たら、そこで止まってください。
- 入金先が個人名義の口座… 事業者の口座ではない時点で不自然です
- 入金先が暗号資産の宛先
- 出金しようとしたら、手数料・税金・保証金を先に払えと言われた… これが最大の分かれ目です。出金に追加の入金が要るものは詐欺です
- グループから外すと言われる/急かされる
やること
- 電話に出ない。お金の話は文字で残る形にしてください
- 入金しない。すでに入れている場合も、追加は止めます
- 家族や友人に話す。警察庁は「家族や友人と詐欺対策について話し合う」ことを挙げています
- やり取りを保存する。アカウント名、画面、振込明細、電話番号
相手の番号を確かめる
通話の相手が「010」または「+」で始まる番号なら海外からの発信です。当サイトの検索ログ(2026年7月20日〜8月19日の30日間)では、調べられた国際番号のうちアメリカ・カナダ(+1)が165回で最多でした。
心当たりのない番号は番号検索で、国番号は海外番号・国番号一覧で確認できます。ただし番号は偽装できるため、表示された番号だけで安心しないでください。
入金してしまったとき
- すぐに110番に連絡する
- 振込先の金融機関に連絡する
- 警察相談専用電話「#9110」または消費者ホットライン「188」に相談する
整理のしかたは被害整理メモ・相談窓口にまとめています。
まとめ
- メッセージで関係を作り、電話でお金を動かすという分担になっている
- 電話は記録が残らず、その場で判断させられる。お金の話は文字で残す
- 出金に追加の入金を求められたら詐欺
- 入金先が個人名義の口座や暗号資産なら、そこで止まる
- 被害があれば110番 → 金融機関 → #9110/188
※統計および対処法は警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」 および「SOS47 特殊詐欺対策ページ」によります。検索ログの集計はでんわチェックが保有するデータによるものです。