この出来事は2015年以降、特に2020年代の現在まで続いている話です。投資詐欺グループが通信手段としてLINEと電話を巧妙に使い分けている実態が報告されています。
LINEの普及と詐欺手口の変化
LINEのサービス開始は2011年とされていますが、投資詐欺による悪用が顕著になったのは2015年以降だと言われています。2020年代に入ると、詐欺グループはLINEを主要な接触手段として活用するようになりました。
LINEが詐欺に使われる理由としては、通話料金がかからない、メッセージ履歴を残しやすい、グループ機能で複数人を一度に管理できるなどが挙げられます。全盛期は2020年から2023年頃で、この期間に投資詐欺被害の報告が急増したとされています。
電話による確認・信頼構築の戦略
LINEだけでなく、詐欺グループは固定電話や携帯電話も活用しています。詳細な年代は不明ですが、2018年頃から電話と組み合わせた手口が増えたと言われています。
電話の主な役割は、初期接触時の信頼構築と、重要な説明時の「本物らしさ」の演出にあるとされています。被害者心理として、テキストだけでなく実際に人間の声を聞くことで、詐欺内容をより信じやすくなる傾向があると指摘されています。
使い分けの具体的なパターン
調査によると、投資詐欺グループの典型的な手口は以下のように分類されています。
初期段階(2020年以降に確認):SNS広告やマッチングアプリを通じて、LINEでの友だち追加を促します。この段階ではテキストベースのやり取りで、投資話を持ちかけるとされています。
信頼構築段階(2021年以降に増加):LINEで基本情報を収集した後、「より詳しく説明したい」という名目で電話をかけてきます。この電話で、実在する企業名や金融商品の名前を出して信頼を得ようとするパターンが多いと言われています。
入金促進段階(2022年頃から報告増):LINEで入金指示を出し、確認の電話をかけてくるという二重確認の形式を取ります。この手口により、被害者は「しっかり確認されている」という安心感を持つとされています。
LINEで避けられる痕跡と電話の使用理由
2023年時点の報告では、詐欺グループがLINEを好む理由の一つとして「日本の法執行機関での追跡の難しさ」が指摘されています。LINEメッセージはスマートフォン内に暗号化されて保存されるため、削除されると痕跡が残りにくいとされています。
一方、電話(通話記録)は携帯キャリアの記録に残るため、詐欺グループは重要な指示はLINEで、確認や心理操作の要素が強い部分は電話で行い分けているという分析があります。
最近の傾向と多様な通信手段の悪用
2024年現在、詐欺グループはLINE以外にも、インスタグラムのDM、メール、SMSなども組み合わせているとされています。これにより、被害者が「複数の連絡手段で繋がっている=本物」と勘違いしやすくなるという構図ができています。
同時に、従来の電話詐欺の手口も進化しており、AIやボイスチェンジャーを使った音声通話を行うグループも存在するとの報告があります。
被害者の対応方法
投資詐欺の被害を避けるには、以下の点が重要とされています。
まず、未知の相手からのLINE友だち追加や電話には警戒が必要です。実際の金融機関や投資会社は、LINEやSNS経由で営業活動を行うことは少ないとされています。また、電話で金銭に関わる重要な説明があった場合、その内容をLINEで改めて確認を取るなど、複数の証跡を作ることが大切だと言われています。
不審な電話番号からの着信や、既知の相手からの急な投資話などについては、でんわチェックで番号を調べてみましょう。
まとめ
投資詐欺グループは2015年以降、特にLINEの普及に伴い、LINEと電話を巧妙に使い分けるようになったとされています。LINEは初期接触から信頼構築、入金指示まで幅広く使用され、電話は信頼を補強し心理的圧力をかけるために活用されているという分析があります。
2023年から2024年にかけても、この手口は進化し続けているとされています。複数の通信手段で接触されること自体が、信頼性の証だと思い込まないことが、被害防止の重要なポイントです。
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