偽の警告画面に出ている電話番号には、絶対にかけないでください
パソコンでウェブサイトを見ていると、突然「ウイルスに感染しています」「セキュリティ警告」といった画面が全画面で表示され、電話番号が大きく書かれていることがあります。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は、こうした警告について「偽のセキュリティ警告」の可能性が非常に高いとしたうえで、「偽のセキュリティ警告に記載された電話番号には絶対に電話をしない」よう呼びかけています。
この手口は、電話をかけることで被害が発生します。画面が出ただけでは、まだ何も起きていません。
閉じ方:ESCキーを2〜3秒長押しする
偽の警告画面は閉じるボタンが見えない全画面表示で出るため、「閉じられない=本当に感染した」と思い込ませる作りになっています。IPAが案内している閉じ方は次のとおりです。
- ESCキーを2〜3秒間、押しっぱなし(長押し)にする
- 全画面表示が解除され、右上に閉じるボタンが表示される
- その閉じるボタンをマウスでクリックする
IPAは「偽セキュリティ警告画面の閉じ方体験サイト」も公開しています。実際に出る前に一度試しておくと、あわてずに済みます。
なぜ増えているのか
IPAによれば、2023年度に情報セキュリティ安心相談窓口へ寄せられた相談件数は過去最高を記録しました。その理由として、誰もが訪れるウェブサイトに、サポート詐欺へ誘導する広告が掲載されるようになり、その広告をクリックする人が増えたことが挙げられています。
つまり、あやしいサイトを見ていたから出るとは限りません。普通のサイトを見ていても出ます。
かけてしまうと何が起きるか
電話をかけると、遠隔操作のためのソフトを入れるよう指示されます。画面を相手に操作させてしまうと、そこから金銭やカード情報の要求に進みます。
すでにかけてしまった・ソフトを入れてしまった場合は、相手に画面を触らせない(通信を切る・パソコンをネットワークから外す)ことが先です。そのうえで下記の窓口に相談してください。
正しいサポート窓口の調べ方
画面や検索結果に出てきた番号ではなく、自分がたどれる経路で公式の番号を確認してください。
- 製品の取扱説明書・保証書に書かれている番号
- 企業名をURLバーに直接入力して開いた公式サイトのサポートページ
- 以前からブックマークしている公式サイト
検索結果の上位にあることは、その番号が正規である保証にはなりません。
かかってきた番号を確かめたいとき
当サイトの検索ログ(2026年7月20日〜8月19日の30日間)では、調べられた国際番号354回のうちアメリカ・カナダ(+1)が165回を占め、そのうち66回(40%)が800・833・866・877などアメリカのフリーダイヤル帯でした。サポート詐欺の連絡先として案内される番号にも、この帯が使われます。
心当たりのない番号は、かける前に番号検索で調べてください。国番号ごとの情報は海外番号・国番号一覧にまとめています。
相談先
- IPA 情報セキュリティ安心相談窓口… サポート詐欺の相談を受け付けています
- 消費者ホットライン「188」(いやや)… 局番なしの3桁で最寄りの消費生活センターへ
- 警察相談専用電話「#9110」
被害の整理のしかたは被害整理メモ・相談窓口にまとめています。
まとめ
- 全画面の警告に出ている電話番号には絶対にかけない。かけなければ被害は起きない
- 閉じ方はESCキーを2〜3秒長押し→右上の閉じるボタン
- 相談件数は2023年度に過去最高。誘導広告が普通のサイトにも出ている
- 正しい番号は取扱説明書・URLバー直接入力・ブックマークから確認する
- 相談はIPA安心相談窓口/188/#9110
※画面の閉じ方・相談件数・注意喚起の内容は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の 偽セキュリティ警告(サポート詐欺)に関する公開資料によります。 検索ログの集計はでんわチェックが保有するデータによるものです。