詐欺・悪質電話

医療機関を装う詐欺電話の実態と対策

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この記事は2010年代以降の医療機関詐欺電話についての話題です。

医療機関を装う詐欺電話とは

医療機関を装う詐欺電話とは、病院やクリニック、保健所などの医療関連機関になりすまして、患者や一般市民に電話をかけ、金銭をだまし取ろうとする犯罪行為のことです。特に2015年頃から被害報告が増加していると言われており、高齢者を狙った手口が多いとされています。

詐欺師は受信者の個人情報を事前に調べ、「健康診断の未払い金がある」「医療費の還付金がある」といった名目で電話をかけてくることが一般的です。受信者が動揺している隙に、銀行口座への振込みや電子マネーの購入を指示する手口が報告されています。

詐欺電話が増加した時期と背景

2010年代前半から中盤にかけて、携帯電話やスマートフォンの急速な普及により、一般市民への電話アクセスが容易になったと言われています。同時に、2015年前後からSNSやオンラインデータベースを通じた個人情報の流出が相次ぎました。これらの流出情報が詐欺グループに利用されるようになり、2015年~2020年の時期に被害報告が急増したとされています。

さらに2020年代のコロナパンデミック期間中(2020年~2023年)には、ワクチン接種に関する詐欺電話なども登場し、医療関連の詐欺電話の手口が多様化していったと言われています。

よくある詐欺のパターン

医療機関を装う詐欺電話の典型的な手口としては、以下のようなものが報告されています:

1. 医療費還付金詐欺
「健康診断の医療費が過払いになっており、還付金がある」という名目で電話がかかってきます。ATMへの誘導やオンラインバンキングの利用を促される傾向にあります。

2. 未払い医療費詐欺
「過去の治療費が未払いのままになっている」と主張し、すぐに支払うよう迫られます。この手口は2018年~2022年の時期に特に報告されていたとされています。

3. 健康診断予約詐欺
「市の健康診断の予約確認」という名目で電話がかかり、個人情報聞き出した後に金銭の請求に至ります。

4. ワクチン接種詐欺
2021年~2023年のワクチン接種期間中、「ワクチン接種のための費用」や「接種予約のための手数料」といった名目で詐欺が多発したと言われています。

詐欺電話の見分け方と対策

医療機関を装う詐欺電話から身を守るためには、以下の点に注意することが推奨されています:

・電話番号の確認
受けた電話の番号が本当に医療機関のものかどうか、電話帳やウェブサイトで確認することが重要です。詐欺電話は非通知設定や、似た番号を使用することがあります。

・支払い要求への警戒
医療機関が電話で急に支払いを要求することは一般的ではありません。不審な支払い要求には応じず、一度電話を切ってから公式番号で確認することが推奨されます。

・個人情報の提供を避ける
電話で銀行口座番号やクレジットカード番号を聞かれても、絶対に教えてはいけません。医療機関は電話で金銭情報を要求することはないと言われています。

・家族への事前相談
特に高齢者は、詐欺電話に遭遇した場合、家族や周囲に相談することが重要です。2010年代から2020年代にかけて、詐欺被害の多くは事前に家族に相談していれば防げたケースが多いと報告されています。

相談窓口と通報方法

医療機関を装う詐欺電話に遭遇した場合、以下の窓口への相談が推奨されています:

・消費者庁の消費者ホットライン(188番)
全国各地の消費生活センターで相談が可能です。

・警察相談専用電話(#9110)
詐欺被害の届出や相談ができます。

・総務省 不当な電話勧誘に関する相談窓口
迷惑電話や詐欺電話に関する情報提供ができます。

まとめ

医療機関を装う詐欺電話は、2010年代から増加し、特に2015年~2023年の時期に被害が増加し続けていると言われています。個人情報の流出、通信技術の進化、そしてコロナパンデミック期間中の不安につけ込んだ新しい詐欺手口の登場により、被害者は拡大傾向にあるとされています。

自分自身や高齢者の家族を守るためには、不審な電話には応じず、一度電話を切ってから公式番号で確認する、個人情報や金銭情報は絶対に提供しないといった対策が重要です。詐欺に遭遇した場合やその疑いがある場合は、迷わず相談窓口に連絡することをお勧めします。

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※本記事の情報はでんわチェック編集部が調査・編集したものです。 内容の正確性・完全性を保証するものではありません。 最新情報は各公式サイトや総務省等の公的機関にてご確認ください。

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