最終更新:2026年9月
0990はもう「情報料課金」の番号帯ではありません
「0990」で始まる番号は、かつてダイヤルQ2という、通話料と一緒に情報料を請求できるNTT東西の代行サービスに使われていました。しかしダイヤルQ2は2014年2月28日にサービスを終了しています。以降、0990はNTT東西の災害募金サービス(大規模災害時に放送局が募金番組を実施する際の回収代行・1回105〜315円の定額のみ)という、まったく別の限定的な用途に切り替わりました。任意の事業者が0990番号を取得して情報料を請求する仕組みは、現在は存在しません。
つまり、「0990を使った未納料金があります」「0990番号にかけてください」といった連絡が今日来たら、それ自体がすでに終了した仕組みを装った架空請求である可能性が非常に高いということです。警察庁は特殊詐欺の類型として架空料金請求詐欺を挙げていますが、0990を名乗るものは、この10年以上前に終わったサービスの名前だけを借りている点で見破りやすい典型例といえます。
どう使われるか
- ハガキ・メール・SMS・電話で「未納の料金がある」「登録した覚えのないサービスの利用料が発生している」と伝えてくる
- 連絡先として電話番号が案内される(0990を名乗る場合、その時点で既に不審と判断できます)
- かけ直すと、自動音声や担当者が出て、長時間つながれたり、別の支払い方法を指示されたりする
この手口の入口は「かけ直させること」です。案内された番号にかけなければ、そこから先には進みません。
身に覚えのない請求が来たときの見分け方
- 契約した覚えがない… それだけで十分な理由です
- 「0990」の名目で請求している… 前述のとおり2014年にダイヤルQ2は終了しており、現在の0990は災害募金専用。一般の情報料課金には使われていないため、それだけで強い疑いの材料になります
- 書面が無く、電話やメッセージだけで請求される
- 期限を切って急がせる… 「本日中に連絡がなければ法的手続きに移行します」
- 支払い方法が不自然… 電子マネーの番号を伝えさせる、個人名義の口座を指定する
やること
- 案内された番号にかけ直さない。かけ直すと「この番号は使われている」と伝わります
- 請求の根拠を、自分で確認する。実在する会社名が使われている場合は、公式サイトやこれまでの請求書に載っている番号から確認してください。相手が伝えた番号は使いません
- 電話料金の内訳を確認する。身に覚えのない情報料が乗っているかどうかは、契約している通信会社に問い合わせれば分かります
- 払わずに相談する。消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110
警察庁は「電話でお金の話は詐欺と疑う」「不審な電話は一度切って確認する」ことを挙げています。
受け取らないための設定
心配な場合は、契約している通信会社で0990を含む情報料課金番号への発信を止められる場合があります。家族に高齢の方がいる場合は、あわせて確認しておくと安心です。警察庁が挙げている対策として、「在宅時も留守番電話に設定する」「防犯機能付き電話機や番号表示サービスを導入する」もあります。
番号を調べる
心当たりのない番号は番号検索で調べられます。案内された番号が海外のものであれば、海外番号・国番号一覧で国番号を確認してください。
まとめ
- 0990は2014年にダイヤルQ2が終了し、現在はNTT東西の災害募金サービス専用。一般の情報料課金には使われていない
- 今「0990の未納料金」を名乗る連絡が来たら、それ自体が架空請求である可能性が高い
- 手口の入口は「かけ直させること」。案内された番号にかけない
- 契約した覚えがなければ、それだけで払わない理由になる
- 確認は自分で調べた番号と契約している通信会社へ。相談は188/#9110
※特殊詐欺の類型および対処法は警察庁「SOS47 特殊詐欺対策ページ」の記載によります。ダイヤルQ2・災害募金サービスの経緯はNTT東日本・NTT西日本の公表資料によります。発信規制の可否は契約している通信事業者により異なります。