この記事は2000年代から現在(2024年)までの電話番号案内サービスについての話です。
118番とは何か
118番は電話番号案内サービスの一種で、2000年7月にNTT東日本・NTT西日本によってサービスが開始されたとされています。104番(一般電話番号案内)と異なり、118番は特に海上保安庁への通報や海難救助に関する番号として認識されている側面もありますが、実際には一般的な電話番号案内サービスとして位置付けられています。
しかし、国民の間での認知度は極めて低いのが現状です。多くの人が104番は知っていても、118番の存在自体を知らないというケースが大多数を占めると言われています。
なぜ118番は認知されないのか
118番の認知度が低い理由はいくつか考えられます。
まず、2000年のサービス開始当時は、インターネットの普及が急速に進み始めた時期でした。スマートフォンの登場(2008年のiPhone発売以降が本格化)により、電話帳検索や番号案内サービスの需要そのものが急速に減少していったと考えられます。2010年代には、GoogleやYahooなどの検索エンジンで番号を調べることが一般的になり、118番という選択肢は次第に忘れられていったのです。
さらに、104番という長年親しまれたサービスの陰に隠れてしまったことも大きな要因と言われています。国民の認知度調査では、104番については30~40%の認知度がある一方で、118番は5%未満という極めて低い数字となっているとの報告もあります。
デジタル化による電話番号案内サービスの変遷
2000年のNTT電話番号案内サービス開始当時は、まだ携帯電話でもメールが主流で、インターネット検索で番号を調べるという概念が一般的ではありませんでした。
しかし2008年から2010年代にかけて、スマートフォンが急速に普及し、Google検索やSNS、企業公式サイトで電話番号を調べることが当たり前になりました。結果として、104番や118番といった有料の電話番号案内サービスの利用者は急激に減少していったとされています。
つまり、118番は時代の波に取り残されたサービスとも言えるのです。
現在の118番と今後の課題
現在も118番サービスは継続して運営されていますが、利用者数は極めて限定的であると考えられます。詳細な年代別利用統計は公開されていないようですが、NTTの経営方針や通信業界の動向を見れば、このサービスの重要性は年々低下していると推測できます。
今後118番が認知度を高めるには、オンライン決済機能の統合やAI活用、または公共サービスとしての位置付けの強化が必要とされていますが、そうした動きは現在のところ限定的であると言われています。
知られざるサービスの価値
皮肉なことに、118番のような「知られていないサービス」は、スマートフォンを使えない高齢者やサービスについて詳しい人には貴重な存在となっています。緊急時に番号を調べたい場合など、一定のニーズは存在するのです。
118番の問題は、単なる「認知度の低さ」ではなく、デジタル化社会における従来型サービスの立場の変化を象徴していると言えるでしょう。
まとめ
118番は2000年にサービス開始された電話番号案内サービスですが、その後のインターネット普及やスマートフォン登場により、国民の認知度は極めて低いままとなっています。104番と比較しても知名度は圧倒的に劣り、多くの人がその存在すら知らないのが現状です。
このサービスの事例は、技術革新がいかに従来のサービスを淘汰していくかを示す好例となっています。電話番号を調べたい際には、でんわチェックで番号を調べてみましょう。
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